Myanmar移住奮闘記〜ミャンマー創生への道〜

2016年4月にミャンマーへ移住。人生初海外生活を最後のフロンティアミャンマーで体験中。

【前編】劇的ビフォー・アフター!ミャンマーで自宅をリノベーションしてみた

ミンガラバー! 最近、おそらく日本人で初!?ミャンマーで自宅のフルリノベーションに挑戦してみました。

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壁をぶち壊して再構築

なぜミャンマーで家を作ることになったか

ミャンマーはつい数年前まで軍事政権であり、ほとんど鎖国に近い状態で諸外国から閉ざされたフロンティアでした。民主化に伴い他国からの投資や進出が相次いだことによって外国人の居住者も増えていくことにより、ある大きな問題が生じました。それが「家賃がバカ高い!」問題でございます。

 

元々外国人が住むことなんてほとんど想定されていなかったヤンゴンの住宅事情において、突如として発生したこの特需。この需要に供給が全く追いつかないことにより、日本では考えられないクオリティの珍物件の数々が到底許容できない価格まで上昇し、供給者有利の状況が続いてきました。日本人の普通の感覚でヤンゴン中心部に住もうとすれば、2000〜3000USD出して、ようやく納得のいくレベルです。

 

しかし大企業の駐在員でもない限り、まだ多くの企業が投資のステージにあるミャンマーにおいて、そんな家賃を払える人々は少数です。大多数の方が多くの妥協の上でかかるコストに不釣り合いな住居環境の中にいるのではないでしょうか。

 

ベトナムやタイであればプール付きやジム付き併設が当たり前のような家賃でも、ミャンマーでは価値に見合わない物件で暮らす日々……、そう、我々はドMでございます。週末になると落ち着けるカフェを探し回り、半日以上をそこでコーヒー一杯で過ごす、そんな私のようなカフェ難民も多いはず(D徳調べ)。私はそんな生活に次第に疲れてきました。

 

そして思ったのです。これから何年も住み続けるミャンマーにおいて、住居問題は一生ついて回る問題です。「カフェみたいな家が欲しい。落ち着ける空間が欲しい……そうだ! 自分で作ろう!」ということで、この一年で培ったネットワークを駆使して、実際に作ってみました。

 

 物件を自らのアイデアでリノベーション

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外から見ると明らかに廃屋のようなアパートですが、壁をぶち抜き、窓を取り外し、もはや原型を留めないレベルで解体。そして再構築。部屋のイメージはフィリップ・マーロウの探偵事務所」をイメージしてデザイン。4月1日から稼働できるよう、現在鋭意リノベ中でございます。家具探しやら何やらと慌ただしい生活を送っております。

 

 日本で地方創生案件に関わっていた時から場づくりの「場」としての空間の重要性を認識し、いつか古民家を再生して運営したいと思っていました。その当時は資金的なことや所有者との関係などで叶わなかったのですが、そこはミャンマー。サクサクと物事が進んでいきます。話が早い!

 

ミャンマーで挑戦する志をもった同士が気軽に集まれる場を作りたい。私の基本的軸は国を越えても全く変わらないことに気づくことができました。

 

この続きは完成後に! 乞うご期待!